どうも中川です。
旅行会社HIS(エイチ・アイ・エス)がドイツのフランクフルトにベルリンに次ぐ第2店舗目となる日本食材店を去年オープンしたということで、行ってみました。※下記HISで省略
※現在は第3店舗目をミュンヘンにも出店してます。
フランクフルト・ベルリン・ミュンヘン在住の方は是非足を運んでみてください。
そもそも旅行会社といえば、当たり前ですが基本的にツアーの手配・航空券・ホテルの手配などが思いつきますよね。
この日本食材店は当たり前という概念(イメージ)を打ち壊した新たな挑戦です。
旅行には必ず "食事" があります。
むしろこの「食」を楽しむためだけに旅行をする方も多いほど、旅行において食事の位置付けは非常に高いです。
外国人の方が真っ先に抱く日本の観光地といえば、"TOKYO KYOTO OSAKA"ですよね。
日本へ行く際は地方へ行く選択肢がまず薄れます。
ですが、こうやって海外で食文化から日本へ興味を持つことができれば、例えばあのお酒はどうやら東北から来てるらしいとなれば、「その酒造に行きたい!」「そこの郷土料理を食べたい!」などわざわざ足を運んでくれる方も増えてくるはずです。
旅行会社HIS(エイチ・アイ・エス)とは?
まずはHISといえば、国内や海外のホテル・ツアーや格安航空券を予約できるというのが一般的なイメージではないでしょうか?
HISの強みといえば、海外支店の圧倒的な多さ(グローバルネットワーク)です。
特にそこの部分は他の旅行会社と大きく違う点かと思います。
その数なんと、海外71か国158都市272拠点!!
ほとんどの主要国と日本人が訪れる主要都市にはあるんじゃないかというほどの多さです。
海外では少なからず、問題が起きやすいものです。
国内であれば、言語も通じますし、大体のことであれば自力で解決できることの方が多いです。
ですが、もし、海外で何か起こったときにすぐ現地のスタッフが対応してくれるのがHISです。
" 世界各地で安心安全をサポートしてくれる " からこそ今日までの不動の人気を勝ち得たのかもしれません。
もちろん、そんなHISも私が住んでいるドイツにも支店があります!
ドイツはどこに支店があるの?
ドイツにはなんと4支店あるんです!
- フランクフルト支店
- デュッセルドルフ支店
- ミュンヘン支店
- ベルリン支店
その中でこの日本食材店をオープンしたのが下記3支店です。
□ベルリン支店(2021年2月19日オープン)
- 日本の原料、製造方法にこだわった「本場の本物」マークを取得した製品販売
- 100種類を超える日本酒・焼酎の品揃え!
- 総商品数:約550品
□フランクフルト支店(2021年9月17日オープン)
- 日本の原料、製造方法にこだわった「本場の本物」マークを取得した製品販売
- 欧州で唯一の日本酒を生酒で提供出来る設備あり(
現在試飲のみですが、ゆくゆくは店頭で販売予定)
→店頭販売開始したようです
- 150種類を超える日本酒・焼酎の品揃え!
- 総商品数:約950品
>>> 詳細は後ほど紹介します!
□ミュンヘン支店(2021年12月17日オープン)
- 日本の原料、製造方法にこだわった「本場の本物」マークを取得した製品販売
- 100種類を超える日本酒・焼酎の品揃え!
- 日本から輸入した野菜販売(隔週)
- 総商品数:約450品
【住所】Waltherstraße 33, 80337 München Germany
【営業時間】
フランクフルト日本食材店の場所と営業時間
このHIS日本食材店「HIS JAPAN PREMIUM FOOD & TRAVEL in FRANKFURT AM MAIN」はフランクフルト市内からマイン川を越えた飲み屋街として人気の地域 "Sachsenhausen(ザクセンハウゼン)" にあります。
バスでもいけますが、一番早くわかりやすい行き方はSバーンのLokalbahnhof駅から徒歩で行くことです。
Lokalbahnhofの地上への出口は2箇所で、橋の下に出れる方の出口に行けばただ一直線に5分程度進むだけです。
もちろん、市内からマイン川を眺めながら徒歩で行くのもいいです。
天気も良かったので、私自身も橋を歩いてきました。
Hauptwache(ハウプトバッヘ)からレーマー広場を通り、Eisener Steg(鉄の橋)を渡ってマイン川を眺めながらゆっくり散歩できて最高でした。
□ HP:https://his-food-travel.com/
□ 住所:Wallstrasse 3, 60594 Frankfurt am Main GERMANY
□ 最寄り駅: Lokalbanhhof
□ 営業時間:月-水 10:00 - 19:00 / 金-土 11:00 - 20:00 (※日・店休)
売られている商品
まず気になるのが、何が売られているのかですよね。
そもそも旅行会社が商店をオープンすること自体驚きなのに、「本当にいい商品取り扱っているの!?」と疑問に思いますよね。
実際に行ってみて、特にお米とお酒の種類には驚きました。
公式HPを覗いてみると、なんと、150種類以上日本酒・焼酎等のお酒が置いてるそうです!!!
- お米
- 調味料
- 日本各地の地方特産品
- 日本酒・焼酎(150種類以上) 等
※HP参照
月替わりのおすすめフェア
なんと月毎に変わるフェアがあるらしい!
今月はなんと" 鹿児島フェア "
そもそもこの日本食材店の意義は「食」を通じて日本の魅力を発信するアンテナ店を目指してオープンしています。
こういったフェアが行われていると現地に住んでる外国人の方は絶対気になりますよね。
鹿児島なんておそらく聞いたことないでしょうし。
お米
現地に住んでる日本人の方であればこの日本米を購入できるのは嬉しいポイントだと思います。
なんと言っても種類が本当にすごいです!
日本にいるのかと思うほどの豊富さでした。
ドイツで日本米を購入できるお店は限られてますし、これほど取り扱ってるお店はみたことないです。
しょうがないのですが、お米はやはり少し金額は高いです。
とは言っても、料金は10Euro後半〜50Euro台なので手に届かない料金帯ではないです。
ドイツに来た当初は、お金がないので、現地で購入できる安いお米を買ってました。
最初は誰もが本当にお米の違いに気づくはずです・・・全然違うと。
慣れというのは怖いもので、自然とその味に慣れてくるものなんです。
ですが、日本食屋さんであったり、たまに日本のお米を食べるとその旨さに驚きます。
「えっ、こんなに違うんか!!」
もちろんお金をかけなければ、ドイツには安いお米はいくらでもありますが、お金に余裕があるのであれば、やはり日本米が
食べたいですよね!
このHIS日本食材店では1・2種類だけでなくて、いろいろな地域からの日本米が選べるのも嬉しいポイントだと思います。
日本にいた時に普段食べてた産地のお米にまさかドイツで出会えるかもしれませんよ!
お酒類
冒頭でお伝えした通り、フランクフルト日本食材店ではなんと150種類以上のお酒を取り扱ってます。
よくあるアジアショップ売ってる「これ日本のお酒かな?」と一旦考えるようなお酒ではなく、「おー日本でみたことある!!」というお酒も多くありました。
私自身、無類のお酒好きではないので、全然詳しくはないですが、見ればわかるmade in JAPAN でした!
取り扱われているお酒の種類は幅広く、日本酒から焼酎・ウイスキーなども置かれてました。
特に日本酒の量はかなりありました。
こんな感じで棚にぎっしりとありました。
いろんな産地のお酒を取り扱っていて、私の故郷北海道のお酒もありました!
" 北海道のお酒を見たら買わないわけないでしょ笑 " ということで購入しました!
左のお酒は美味しいとスタッフさんに勧められたので購入しました。
右のお酒が北海道産なんです!
実はこのお酒は2種類あって、この青い瓶のはなんと海外仕様に造られたお酒だそうです。
ちなみに国稀のお酒です。
「本場の本物」マークを取得した製品販売
この日本食材店のもう一つのおすすめポイントは「本場の本物」のマークを取得した商品の販売をしていることです。
商品に本場の本物と書いてあるものがそれにあたります。
その基準が下記となります。
その土地土地において伝統的に培われた「本場」の製法で、地域特有の食材などの厳選原料※を用いて「本物」の味をつくり続ける。そんな製造者の【原料】と【製法】へのこだわりの証となるのが、地域食品ブランドの表示基準、「本場の本物」です。まさにこれは、その地域で選ばれた食品だけがつけられる勲章と言えます。
□ 本場の本物公式サイトはこちら
ドイツでこの本場の本物の商品を取り扱ってるお店はみたことないですが、そもそも日本にいた時も見たことがなかったので驚きました。
本場の本物と謳ってるだけあって、パッケージも含めてすごく興味が湧きました。
今回はお酒を購入しようと思ってたので、次回お邪魔した先に何か購入できたらと思います。
欧州で唯一の日本酒を生酒で提供出来る設備
このフランクフルト商店のみ欧州で唯一の日本酒を生酒を提供出来る設備が整ってるお店になってます。
現在は試飲のみで、まだ販売はされてないのですが、ゆくゆくは店頭で販売予定だということです。
→店頭販売開始したそうです!
私も実際に試飲させていただきました。
※試飲したい場合は気軽にスタッフにお声掛けください!
そもそも生酒が何かわからない方のために少し補足すると
補足 生酒は日本酒とは違い製造過程で火入をしないお酒です。
日本酒って「アルコール!!」って思うものも多くて苦手な方が多いと思います。
その癖が、またいいんですが笑
この生酒はサラッと飲めました。
アルコール臭も比較的なく、味も甘めでフルティーな感じでした。
調味料
調味料は一般的なものから、こんなのあったっけ?!という珍しいものもありました。
日本食に必要な基本な調味料はこの店舗で全てが揃います。
だしとかみりん醤油などありますが、現地に住んでて中々手に入らないのが、なんと言ってもこの鍋の素です。
やはり鍋はいつでも食べたくなります。この鍋の素を使えば簡単に早く美味しく作れるのですごく嬉しいです。
この商品は日本でも中々見たことない調味料ではないでしょうか?
ドイツではこの商品を取り扱ってるのはここHISだけだと思います。
冷凍食品コーナー
店舗の一角に冷凍食品コーナーもありました。
この中には魚介系の商品や納豆も売られてました。
今月は鹿児島フェアということで " ブリ " がありました!
あと和牛も!この和牛は九州の和牛らしいです。
フェアごとに取り扱いされる目玉商品も変更になる可能性があるので、毎月の楽しみも増えます。
冷蔵商品コーナー
冷凍商品だけでなく、冷蔵コーナーもありました。
冷蔵コーナーではお味噌や漬物類が多く取り扱いされてました。
まとめ
今回、家から一番近いフランクフルトの日本食材店へお邪魔してきました。
ついでに美味しい日本酒も購入させていただきました。
おすすめの商品であったり、わからないことがあれば店頭にいる日本人スタッフが気さくに対応してくれるので安心です。
ベルリンやミュンヘンにも店舗があるので、機会があればそちらの方も覗けたらと思います。
私がドイツに来た当初、日本食を取り扱っているお店が少なかったので、購入することが本当に大変でした。
ですが、近年こうやって海外で日本の食材がすぐ手に取れる時代が来ているなと身をもって感じます。
これは日本に興味を持つ方が増加し、日本食ブームがどんどん世界中に浸透してきたからだと思います。
冒頭で書いた通り、海外で食文化から日本へ興味を持つことができれば地方への旅行者もいずれ増えてくるはずです。
日本ではHISは旅行会社としてのブランドと知名度がありますが、海外に住む現地の方からするとその知名度はまだありません。
今後ドイツではこの日本食材店をキッカケに日本商店としてのブランドを確立して、「日本食材店といえばHIS」となる日がくるかもしれません。
CIAO