今回は車関係の記事を書いていこうと思います。
日本にいると言語で困ることもなく、検索すればすぐに欲しい情報が手に入ります。
ですが、ドイツではまだまだ母国語では手に入らない情報の方が多い!
そもそも小さな日常的な経験をしてもわざわざ記事にして発信しようと思いませんもね。
日本語で記事がうまく見つからなかったので、私が実際に車の登録変更完了までにした経験をお伝えできたらと思います。
これからドイツに長く住みたい方や、移住や仕事で赴任した方は車関係で一度は問題が起きるでしょう。
そんな時、この記事に出会えていただだけたらと思います。
- 引っ越した後に車の登録をどうするのか
- 車の住所変更はどこでするのか
- 手続きに必要なものと当日の流れ
車の住所登録変更手続き方法
まず車を購入するとA4サイズくらいの書類が何枚かと小さな緑の紙がもらえます。
例えばZulassungsbescheinigung Teil I + IIなどです。
その中でも最も大事なものはビザの緑の紙ほどの大きさの" Fahrzeugschein "です。
この紙に車の全ての情報が記載されているので、【車の身分証明書のような存在】です。
多くの方は車のサンバイザー部分にこれを挟んでると思います。
このFahrzeugscheinは車の修理に出す時や車検のTÜVに際にも提示が必要なので紛失しないようわかりやすくすぐ取り出せる場所に保管しておきましょう。
まずはKFZ-Zulassungsbehördeで予約から!
- 予約なしでは手続きできない
- KFZ-Zulassungsbehörde(+住んでいる街) Termin 』と検索
- 電話またはメールで予約(メールの方がやりやすい)
予約なしで飛び込みで手続きはできませんので、必ず事前にオンラインで予約しましょう。
手続き場所はインターネットで『KFZ-Zulassungsbehörde(+住んでいる街) Termin 』と検索すると街の役所が表示されると思います。
各街の役所のWebサイトから探しますが、おそらく検索上位に直接オンラインで予約が取れるページが表示されると思います。※Online-Terminvereinbarungであったり、Terminreservierungと書いてあると思います。
電話で予約することも可能ですが、やはり正式な予約確定(Bestätigung)が欲しい方はメールでする方がいいと思います。
電話は繋がらないことも多く、口約束になるのでせっかく休みを取って行ったのに予約されてなかった残念なパターンにならない防止にもなります。
私はメールで、問い合わせましたがメールアドレスはwebサイトに載ってますが、kfz-zulassungsbehörde...の始まりになると思います。
事前に調べたら、身分証明書、住民登録書3ヶ月以内のもの、Fahrzeugscheinが必要という記事を読んだのでこの3つを添付して問い合わせました。
※電話でも予約できると書いてあるので、上記のものはおそらく必ず必要ではないと思いますが、ないよりはあったほうがいいと思うので。
数日後、役所から予約確定の連絡が来るので、予約までの準備はこれでOKです。
当日必要なもの
※Fahrzeugschein
- Fahrzeugschein
- 車のナンバーの番号を控える
- 住民登録
- 身分証明書【ビザのカードでOK】
- お金
- EVB Nummer
- ※マイナンバー変更の場合は車のナンバープレート
絶対に忘れてはいけないのがFahrzeugscheinです。
この紙の住所を書き換えて新しく発行するのでこれを忘れると何も始まりません。
はい。私は1回目でその"これ"を忘れて何もできずただ無駄に朝早く起き朝優雅な散歩をした人です。
メールで送ってましたし、一瞬大丈夫かなと考えましたがやはりダメでしたので絶対に忘れないでください。
もう一つ忘れてはいけないのがEVB Nummerと呼ばれる加入している7桁の車の保険番号です。
2回目に行った際にこの番号が必要なことを知らなかったので手続きの際に「またか・・・」と頭をよぎりましたが、担当者が親切で今すぐ保険に電話して、その番号が手に入ったらまたすぐ来てと言われました。
電話したら案外簡単に手に入ったので、事前に電話またはメールにて問い合わせてください!
実際に手続きの流れ
私は更新が初めてで色々不備があり、あたふたしましたがスムーズに行った場合の流れを簡単にまとめてみます。
まず最低でも予約の時間の5分前にはいること。
順番が来ると各指定の部屋に入り、手続きを始めます。
私のところでは掲示板に【K002→a.002】自分の番号が表示されてここの部屋に行ってくださいという感じでした。
入ると外人局でビザ更新する時のような雰囲気です。
書類さえあれば、言葉そんな話せなくても渡せば自動的にやってくれます。
最初にFahrzeugscheinを渡し、その後に身分証明書と住民登録書(ビザカードの裏に現住所が記載されているのでそれでOKな時もある)、車のナンバーとEVBNummerを伝えて会計して10分以内で終わります。
そのまま住所の変更が完了したFahrzeugscheinをもらえます。
料金は17,60EURでした。
※もし、銀行の番号が変更になる場合は、それを伝えます。
またいずれ変更になった場合は、ZollamtのKFZ-Steuerの部門に連絡を入れる必要があります。
※私は車のナンバーを変更しませんでしたが、手続きの途中でナンバーは変更しますかと聞かれます。
希望のナンバーに変更の場合は追加で10,20EUR発生します。
まとめ
ドイツでマイカーを持った時、言語や手続きで悩むことがあると思います。
私も初見だったので、かなり不安でした。
母国語でないのと日本語の情報が少なすぎるので、この記事が少しでも参考になってもらえてたらうれしいです。
経験すると不安なことも少しずつなくなっていきますし、このうまくいかなかった経験あったからこそ伝えられることもあると思うのでよかったです。
〜余談〜
余談になりますが、一回目にFahrzeugscheinを忘れて何もできず、受付で次のTerminを書面でもらって帰りました。
11月2日に行って次の予約が11月14日の8時半、それにも関わらず役所からメールで10日12時半に予約が確定しました。
とその日の11時半に連絡が来ました。
しかし14日にすでに予約あるし、仕事あるしいけないのでそのまま放置して当日14日に時間通り行きました。
私の予約は8時半、9時15分過ぎても呼ばれる気配はない。
ドイツの予約は大体遅れるからまだ待つかと思って気長に待ってました。
周りの人が自分の予約になっても呼ばれないから担当者に9時の予約なのに15分も遅れてると数名騒ぎ出しました。
その時に「いや、おれ8時半」っていうと担当者が「8時半からの人がまだなら9時はまだです」というと周りは一旦落ち着きました。
その後9時の予約グループが呼ばれだし、これはおかしいと思った矢先、先ほどの担当者が本当に8時半の予約?と聞かれ、持ってる書面を見せると早く対応してくれる部屋に通してくれました。
システムに入ってないし、おかしいとなりましたが・・・これがドイツです。
もし、おかしいと感じたらすぐに問い合わせましょう。
無駄な時間がただ奪われていくだけです。
という余談でした。
CIAO