どうも中川です。
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最近引っ越したので、その時にした手続きを紹介します。
ドイツに長く住むと必ず、引っ越しをすると思います。
この時一体何をすればよいのかを分かりやすく手順を追って説明していきます。
新生活が始まる時って不安と同時にワクワクがあったり、荷物の整理や環境の変化で疲労が溜まりやすく、やるべきことを後回しにしがちですよね。
ですが、めんどくさがって後回しにしていると罰金が発生するので、十分に気をつけてください。
ドイツで引っ越したら何をする?
POSTの送り先を変更
まずは事前に次の引越し先が決まっている場合は、POSTの送り先を変更する必要があります。
住民登録するまでは送り先の変更しないと重要書類が届きません。
これはDeutsche Postのホームページで簡単に変更できます。
このサービスは" Nachsendeservice " と言います。
変更はこちらからできます。
画像付きで説明!変更方法
上記のリンクをクリックすると下記の入力画面になります。
私自身も情報がなく、調べながらやりましたが、最初は苦労します。
ですが、下記の画像の通りに入力すれば問題はないと思います。
Art der Nachsendung
会社ではなく、個人であれば【 " privat " 】を選択します。
Grund
これは変更の理由ですので、引っ越しの場合は【 " Umzug " 】を選びましょう。
選択肢はそのほかに3つあります。
- Vorübergehende Abwesenheit : 一時的に不在の場合
- Sterbefall : 死亡した場合
- Insolvenz - und Betreuungsfall : 破産、介護が必要な場合
Bisherige Adresse / Neue Adresse
【 " Bisherige Adresseに今の住所 " 】を入力して【 " Neue Adresseに次の住所 " 】を入力します。
- PLZ : 郵便番号
- Ort : 場所(都市名)
- Straße : 通りの名前
- Nr. : 番地
- Adresszusatz : 部屋の階など(特別な場所でない限り記入の必要はなし)
Auftrag für folgende Person
Vorname【 " 名前 " 】 Nachname【 " 苗字 " 】を記入します。
Termin
いつからそのサービスを始めたいかを選べます。
通常のサービスは約1週間後から選択できますが、それ以前にサービスを始めたい方は下のNoch schneller mit dem Eilauftagにチェックを入れましょう。
※ただしその場合は別途10EURが発生します。
Laufzeit
契約期間を選択します。
" 6ヶ月 " または " 12ヶ月 " で選択できます。
- 6ヶ月 : 23,90 EUR
- 12ヶ月 : 30,90 EUR
7EUR差でしたので、何かあった時のことも考えて12ヶ月を選びました。
Zusatzleistungen (Umzugsmitteilung)
無料で住所を変更したことを各契約先に知らせるかという内容です。
例えば、銀行や保険などがこれにあたります。
※まだ住民登録を済ませてない場合はなしにするのがベターです。
また、お願いしたのにも関わらず変更されていない場合や反映に時間がかかる可能性があるので、別途各所に自分で変更の旨または確認をおすすめします。
- Mit Umzugsmitteilung : 引っ越したことを各所に通達する
- Ohne Umzugsmitteilung : 引っ越したことを各所に通達しない
住民登録をする
引っ越しが完了したらすぐにBürgersamtで住民登録をしなければいけません。
※Bürgeramtとは市役所みたいなところです。
注意
住民登録は引っ越してから14日以内にしなければならず、これを過ぎると約30EURの罰金が発生する可能性があります。
数日なら30EURですが、何ヶ月単位だと最大500EURまでの罰金を請求できるとのことです。
田舎のBürgeramtでは、予約せずとも空いているのですが、都会では事前予約が必要です。
もちろん週に限られた曜日だけ、予約なしで受け付けていることもありますが、その日に集中して人が集まるので長蛇の列ができます。
私は予約しようとしたら最短で3ヶ月後でしたので、Ohne Termin(予約なし)で行くことにしました。
8時から営業で8時5分に着きましたが、すでに100mくらいの列ができてました。
この事前予約にも問題があり、予約しようとすると3ヶ月先まで空きがないんです。
もし、引っ越しが決まったのなら、引っ越しした週に事前に予約しておくことをおすすめします。
そうでないと、私のように外で何時間も待つ羽目になります。
ちなみに、約2時間半外で待ちました。
住民登録に必要なもの
住民登録に必要なものは書き簡単にまとめました。
赤字が特に重要書類となります。
VISUMのカードが必要な理由はその場で滞在ビザカードに記載のある住所の上に新しい住所が記載されたシールが貼られるからです。
- パスポート(身分証明書)
- VISUM(カードと緑の紙)
- Wohnungsgeberbestätigung(家主のサイン付き)
- (賃貸契約書)持っていって損はなし
- 結婚してる場合はその証明書(アポスティーユ等)
書類さえ不備がなければ、多少ドイツ語ができなくても問題はなく手続きをしてくれます。
ですが、言葉もできず書面に不備があると門前払いをされるので、注意しましょう。
料金がかかると思っていたのですが、なぜか無料でできました。
手続きが終わると、VISUMのカードに新しい住所が貼られ、住民登録の完了の書面がもらえます。
銀行に連絡
住民登録を終えると各所に連絡する必要があります。
まずは銀行口座からです。
私はSparkasseなので、その他の銀行の場合にもしかしたら多少違う部分はあるかと思います。
ですが、おそらく大体の流れは同じと考えて良いでしょう。
銀行の登録住所を変えるには3パターンあります。
1つ目は、登録しているAPPにログインして自分で変更します。
APPでする場合は特に証明書は必要なく、簡単にオンラインで変更できます。
2つ目は、契約している銀行に連絡をし、担当者に変更してもらいます。
その際に必要なのは、VISUMのカード表裏と住民登録完了の書面です。(パスポートなどの身分証明書の提示が必要になる場合もある)
3つ目は、上記の書面を持って銀行窓口に行くことです。
時間や労力を考えれば、メールで終わらせるのがいいと思います。
クレジットカード系
忘れがちなのが、クレジットカード系の住所変更です。
銀行の口座を変更したからといって、クレジットカードの契約の住所も自動で変更はされません。
こちらも忘れずに変更の旨を伝えましょう。
保険(Krankenkasse)に連絡
もちろん、保険(Krankenkasse)にも連絡する必要があります。
- Versichertnummer : 契約している保険番号
- Meldebescheinigung : 住民登録書
- Ausweises(Vorder- und Rückseite) : VISUMカードの表裏
その他しておくこと
- 契約している電話会社
- Kfz(車の保険)
- 車のナンバープレートの変更
- 定期購買しているサービスや商品
- Rundfunkbeitrag (GEZ):NHK的なもの
まとめ
引っ越しをすると片付けもしなければいけませんし、仕事も始まってあたふたします。
ですが、めんどくさい手続きを後回しにしていると、後々より面倒なことが降りかかってきたり、場合によっては罰金を取られてしまうことがあります。
苦しいのは最初だけですので、少しずつクリアにしてきましょう。
新たな地で不安やワクワクを楽しんでドイツ生活を楽しんでください。
CIAO