どうも中川です。
車に、レシートが置いてある・・・
ドイツで車を運転していれば、" 駐禁 "をとられた経験があるのではないでしょうか?
通常、駐禁をとられた場合は、車のワイパーに白い紙が挟んでいることが多いです。
ただの駐禁ならいいのですが、今回はレシートを置いてくパターンではなかったんです。
「写真を撮る悪質なタイプ」で、後からただ請求だけくる新しいパターンでした。
内容を見ると色々と問題点を見つけました。
今回、その時に「あれっ??」と思ったことを記事にしてます。
車を持っている方はぜひ同じ経験をする可能性が大いにあります。
役所からの手紙をしっかり確認しないと絶対損しますよ!
ちなみに駐禁の料金も上がってました・・・
ドイツで駐禁したらどうなる?
ドイツで駐禁したら、❝ 罰金を支払うのが原則 ❞です。
ここまでは当たり前ですよね。
最初に簡単に罰金はどこからくるのかを説明します。
❮ 多くの駐禁の場合 ❯
役所の方が見回りをして駐禁の車を見つけ ⇰ 写真を撮り(ナンバーを控える)⇰ 車に罰金の紙をワイパーに置く
- 役所のコントロールに見つかり罰金
- 場合によってはレッカーされる
- ※写真を撮る(目撃者)
今回この問題になったのが、コントロールの見回りに見つかったのではなく、一般の目撃者が写真を撮り、それを役所に送ったということです。
今までは、"Datenshutzと呼ばれる個人情報保護法"で守られてきたので、勝手に写真を撮ってそれを警察または役所に送ることは禁止とされていました。
ですが、近年それがOKになったようです。
この制度は絶対今後問題になると思います。
もし違反切符が置かれていれば、「この車駐禁とられているな〜」と思い、追加で請求もしないですし、写真もわざわざ撮らないですよね。
車の持ち主も気付きますよね。ここはダメなところなのかと。
紙がないから駐禁したことも分からず、かつ通行人が写真を一生役所に送り、請求だけが送られてきて、気づいたら何百ユーロでした!
ということが起きます。
ちょっとした豆知識
ただの罰金ならいいですが、車が・・・
本当に停めてはいけないところがあります。
例えば、工事予定の場所や誰かの家の前など、何かの妨げになってしまう場合です。
その場合は、次の日気づいたら車はありません。
基本的にレッカーされる場合は一定の時※が経過した後のされるみたいですが、知り合いはたった20分車を停めていただけで気づいたらレッカーされていたそうです・・・
※一定の時間は街や地域によってまちまち
多くの方は日本の免許を切り替えるのでドイツの交通のルールを知りません。
そのため、気をつけないと問題が起きやすいので路駐の際は標識をなるべく確認しましょう。
レッカーされることを"abgeschleppt"といいます。
CHECK もしレッカーされた場合は、まず車の場所の確認をする必要があるので警察に連絡
レッカーされた時の料金はこんなものですよとネットの記事を見かけました。
- 10キロまでは120-170ユーロ
- そこから3ユーロ/キロがプラスされます
例えば、40キロ運ばれた場合は、
(10km)
120€ + 3€ × 30km = 210ユーロ
車に置かれる交通違反切符のことを
"Strafzettel"または"Knöllchen"といいます。
⇰ 振込先が書かれているので、それを記入しポストで送るか、オンラインバンキングで送金でも問題はないです。
ちょっと前までは10ユーロだったのに、今回25ユーロになっててびっくりしました。
もちろん、市内であれば駐禁が高くなる場合があることは知ってましたが、一般的な住宅街でこれはちょっと高すぎませんかね・・・
問題だったところとは?
さておき、今回問題になったところは重複した内容かつ存在しない時間の請求だったからです。
簡単に説明していきます。
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6月1日に1枚目の手紙がきました。
・Beweismittel: Foto; Zeuge/in: Zeugenaussage(n) 目撃者が写真で報告
・請求額は25EUR
・役所担当者 Frau ・・・さんから
駐禁の標識がなかったので、普通に停めていたのですが、あの時間に停めたのはあそこだろうと思いました。
しかもこの通りの名前もどこどこのここではなくて、ざっくりこの通り(・・・str)だけの記載だったんです。
罰金を送ってくるならどこが駐禁場所なのか知りたいから「何番通りのどこなのか」記してほしい。
1週間以内に支払えということでしたので、すぐ払いました。
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6月2日に2枚目の手紙がきました。
・Beweismittel: Foto; Zeuge/in: Zeugenaussage(n) 目撃者が写真で報告
・請求額は25EUR
・役所担当者 Frau ・・・さんから
ポストを確認したら
またか!!!???
そもそも通常駐禁したら紙を置かれるので、私自身も気付きます。
また、一度駐禁とられていると同じ日には追加でとろうとはしません。
問題なのが、これを申告したのが役所のコントロールの人ではなく、目撃者(おそらく通行人かそこら辺の住人)であること。
よくよく確認して気づきました。
支払いが遅れるとMahnungと呼ばれる、遅延に対する追加の支払いを請求されるので、とりあえず支払いました。
さすがにこれで終わると思ってました。
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6月7日に3枚目の手紙がきました。
・Beweismittel: Foto; Zeuge/in: Zeugenaussage(n) 目撃者が写真で報告
・請求額は25EUR
・役所担当者 Herr ・・・さんから
同じ場所・同じ時間の請求書が違う担当者から来ました。
さすがにこれはおかしいとなり、よくよく確認すると時間が朝の9時。
その日はベルリンからハノーファーに帰る日でした。
1枚目はちょうど駐車した時間の後なので、わかりますが、朝9時はベルリンにいました。
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この時、頭をよぎったのは、後何枚くるんだということです。
確か1週間くらいは停めていたので、単純計算で25×7=175ユーロ
違反切符を置かれているのならまだしも、これはさすがに理不尽すぎると思い、メールで事実確認の連絡を返しました。
なぜメールかというと、証拠が残る(エビデンス)+電話だとドイツ語で捲し立てられたらドイツ人にはどう足掻いても勝てないからです。
CHECK 緊急以外は必ず問題が起きた場合は電話ではなく、メールで連絡するのが鉄則です。
対応したこと
上記でも言ったように、問題が起きたら必ずメールでやり取りをすることです。
日本では口約束が通用する場合がありますが、ドイツでは通用しません。
書面でのやり取りこそが正しいとなるので、ドイツ生活を送るならここは念頭に置きましょう。
メールの内容ですが
頭ごなしに怒り狂うのではなく、【〝端的に事実のみを述べて確認したいという内容〟】で送ることです。
イライラが目立つ文章は相手をイラつかせ、相手がこちらの粗探しをしてくるのがオチです。
そもそも駐禁したのは私なんですから。
3枚のうち2つは支払い済みで、そのうちの2枚の内容が重複している点とその時間はベルリンにいたので、そもそもその場所にはいないということを伝えました。
証拠を見せろとか言われたらめんどくさいので、確認したらちょうどその日は運良くベルリンでガソリンを入れているし、買い物もしているのでカード履歴が残ってました。
なので、ベルリンにいた証拠が必要であれば喜んで提示しますとメールに書いて送りました。
役所からの対応
メールを送った数日後に、25ユーロの返金がありました。
そもそも朝9時の罰金の請求はベルリンにいたので、駐車は不可能なので。
ポストにも手紙が2つが1枚の封筒にまとめてきてました。
内容はなんと二つとも同じ、担当者の名前だけ違うもの。
文面はたった2文!
簡単にいうと、条項・・・に基づき、違反の手紙を発行しました。ですが、それは間違いです。
謝れよ!先に
「Tut mir so sehr sehr sehr leid」ではないのだろうか!!!??
いや、土下寝をしろ!って突っ込みたくなりました。
もし、これを知らずにただ払っている人がいたらどうするんですかという話です。
確認しないあなたが悪いのはわかりますが、ただ今回違反切符を切られたのが、コントロールの方ではなく、ただの通行人が写真を送っただけだったこと。
あとは、同じ内容で同じ時間のもの、そして、いるはずのない時間のものを請求してきたという部分です。
言ってしまえば、この通行人にも罰金制度を設けないと無法地帯になります。
事実確認もしない新手の詐欺ですよねこれは。
ドイツはほんとに謝らない国なんですが、本当に謝らないですよね。
自分が不利になる状況下ではほぼ100%で謝罪はしません。
まとめ
ドイツで車を持つなら、注意していても駐禁はつきものです。
普通の駐禁なら良いのですが、写真で報告しても良いとなったからこそ、新しい問題が生まれてきます。
もし、同じ手紙をきたら一度この記事を読み返して、手紙の事実確認をしっかりしてください。
ただ確認もせず請求されたものに対し、罰金を振り込んでいたら多額の損害になっていた可能性もあります。
役所も目撃者も絶対に非を認めませんので、自分の身は自分で守るしかないのが辛いところです。
これを例え弁護士を通して訴えたとしても、返ってくる金額は請求されたもののみで、弁護士費用を考えるとただのマイナスですから・・・
頑張って一緒に海外生活を過ごしましょうー!
こんなこともありましたが、実際に経験したからこその記事が書けているのでOKです笑。
これを読んだ方が、どう対応したらいいのか参考にしてくれたらと思います。
CIAO