Guten Tag
どうもナカガワです。
- ドイツ留学に不安を持っている方
- ドイツ留学に興味がある方
- これからドイツ留学をする方
どれか一つでも当てはまった方は是非読んでもらいたい記事となってます。
この記事を読み終わったあと、サッカー留学(海外留学)に対してプラスの考えができることを約束します。
なぜこんなことが言えるのかというと、私自身もあなたと同じで日本でプロになれず海外に飛び出て、不当契約などの逆境に打ち勝ち、プロになれたドイツ留学先駆者の私だからです。
最後まで読んでいただけると幸いです。
ネットの世界や、噂ではわからない真実の世界がそこにある。
留学を決断する時、みんな「夢」を持って海外に飛び出すと思います。
「絶対に海外でプロになって日本のやつらを見返すんだ!」
と、私は心に強く決めて、海外に出ました。
私が最初に行った2012年頃は海外留学をする選手は少なく、海外でプレーできるのはJで活躍するようなトップレベルの選手だけという先入観がありました。
我々のような海外留学の先駆者が活躍の場を広げると、海外ならプロになれるチャンスがあると年々海外に出る選手が増加しました。
サッカー留学は人気を集めブランド化し、今では多くのエージェントがあります。
しかし、残念なことに最近では「不当契約だの、留学会社がダメだの」と悪い噂が立ちます。
こんな噂ばかりで、これから留学を考えている方はどうすればいいんだって話ですよね。
「ドイツサッカー留学はひどい」といった内容の記事がたくさん出てくるね。
あなたは「海外留学・エージェント」に対してどのような印象を持ちますか?
今回大きく3つに分けて書いていこうと思います。
- 語学の問題
- 海外は治安が悪い
- 留学会社問題
実際、私自身もドイツ留学に行く前はかなり不安でした。
2012年当時、海外留学をする選手がほとんどいなかったため、今より情報も少なく、現地でしか知ることしかできませんでした。しかし、今では多くの選手がドイツ留学を経験しているので、ググれば大半の情報は手に入れることができます。
1語学の問題
言葉の壁は誰でも超えられる
POINT①1番大切なのは喋れなくてもコミュニケーションを取ろうと努力をする
誰もが最初から話せるわけではありません。私もドイツ語はゼロの状態で留学をしてます。ドイツ語ってマニアックすぎて、そもそも人生で必要がない限り、勉強しないですよね。
サッカーにおいてコミュニケーションを取る方法は言葉だけでなく、ボディーランゲージ※1、アイコンタクト※2など様々なあります。
私が日本でサッカーしてた時は、感情を出すことはほとんどなく、淡々と自分のプレーをこなす選手でした。
そのせいもあってか、監督やコーチからは無愛想に感じられていました。また、常々「コミュニケーション不足だ。」と言われ試合に出る機会を失っていたのも事実です。
ドイツでサッカーする上で必要なことは、自分から意思表明をすることです。ドイツ人は話し合うことが好きなので、コミュニケーションを取らない人は好まれません。
YESマンになれ!
POINT ②成功したいならうまい媚びの売り方を学べ
日本にいた頃、媚び売る選手は好きではありませんでした。実力で見せればいいとずっと思っていたからです。
ドイツに来て、言葉も何も通じない中で、どう生き抜くのか考えていたら、自然と積極的にコミュニケーション取り、自然に監督(チームメイトなど)に気に入られるよう明るく振舞ってました。
成功するためには環境に適応することは前提で、やはりもっと大切なことは媚をどれだけ売れるかということにかかってくるかもしれません。
うまい立ち振る舞いをできる選手が、評価をさらにあげるからです。
愛想が悪い選手は、言葉も通じないとさらに悪い印象を相手に与えてしまいます。
感情はだしてもいいんです!
POINT ③感情は積極的にだせ
日本人は小さい頃から感情を抑えるよう教育されてきていると思います。それが日本のいいところではありますが、悪いところでもあります。
それにより、私たちは感情表現をうまくできない体質になっているのでしょう。
例えば、「悔しい時は誰にも見えないように隠れて悔しがれ」というのが美とされていますが、悔しい時は仲間と一緒に悔しがればいいんです。
事前の準備はこれだけでOK
「海外留学をしてみたい」方は、次のことをチャレンジすることをオススメします。
- 事前にドイツ語(又は英語)を勉強:言葉でのコミュニケーションが最終的には必要
- 感情を豊かにする:楽しい時は笑って、悲しい時は泣いて、悔しい時はしっかりと悔しんで切り替える。このトレーニングで自分の気持ちのコントロールができるようになります。
ドイツ留学を成功させるには、「素早い環境の順応」「コミュニケーション能力の高さ」「どう自分をよく見せるか」の3つが重要だと私は思います。
事前に語学の準備しておくとドイツの環境にすぐ慣れるのでオススメします。
現地に行ってからも語学学校があるのでそこでドイツ語を学べるので心配する必要はないですが、正直お金がかかります。
無料で学べるようにドイツ語のサッカー用語、ドイツ生活に必要な単語は記事にしているので、是非参考にしてみてください。
現地の言葉を使うメリット
結論からいうと、
「ファンやチームメイトから応援される選手になれる」
日本人ブンデスリーガーのインタビューなどで、英語やドイツ語で対応されています。
決して英語やドイツ語がネイティブレベルというわけではなく、発音がよいわけでもありません。
ですが、サッカー選手としての振る舞いや会話は、まるで現地人そのものです。
英語やドイツ語で自分の考えをしっかり伝えることで現地に愛される選手へと変わっていきます。
Jリーグでも数多くの外国籍の選手がいますが、選手と会話するときやインタビューに対応するとき、いつも英語だけではないですよね。
「こんにちは」「ありがとう」「さようなら」など
少しでも日本語を使ってくれると嬉しいと思いませんか?
私の経験上、最初の頃はサッカーする上で正直しゃべれなくても勢いでなんとかなります。
最初は単語を並べるだけでいいんです。まずは少しでもいいので使うところから始めよう!
サッカーだけしていても応援される選手にはなりませんよ。
※1ボディーランゲージ:例えばボール呼び込む時に手をあげたり、スペースにほしい時は指差し、欲しいスペースへボールをくれと要求することなど。
※2アイコンタクト:例えばパスをする選手と受け手の間で、パスをする選手が前に顔を上げて味方を見る、同時にパスの受け手もを見てタイミングを合わせるなど、意思疎通を図る方法
2ドイツ生活・治安への不安
ドイツは他の国に比べ、インフラ※1が整っている分、治安は確実にいいと思います。
日本と同じで夜遅くにで歩かなければ、治安が悪いなと思うことはありません。
もう8年目になりますが、本当に住みやすくて第2の故郷になってます。
《食べ物に関しても心配はなし》
最近では、スーパーにアジア食品が販売され始めたりと、日本人が暮らすには当初の2012年から、だいぶ環境はよくなってます。
アジアンショップの店舗数が増えてきて、今では大きめの都市ならだいたいはあります。そこで、日本食やお米なども調達できます。
【日本食オンラインショップ】松竹デュッセルドルフ
3留学会社問題 〜なぜ詐欺と思われてしまうのか?〜
現地で全てが完璧に整っている環境なんて存在しない。
留学準備段階で、例えば「こんな寮に住めます」ときれいな写真を見せられた経験ないですか?
その写真は借りた当初のきれいな状態であって、その後は留学生で使いまわしてるので、当たり前であるが年々劣化しています。
寮とはいえど日本のような素晴らしい家ではなく、家政婦も毎日料理が出てくることもありません。
日本のように全てが整ってる環境をそのまま海外でも同じ基準で生活できるという甘い考えを持たない方がいいです。
《海外ではできるだけ自分の問題は自分で解決するのが当たり前の文化》
「これやってほしい」「あーしてほしい」などと他人に期待することで、いざ見返りがなかった時に落胆します。
人に何かをされるのを待つのではなく、自分から物事の解決に取り組みましょう。
- どんな環境でもやり切れるハングリーさはあるか?
- まずはあなたは自分でできることを一人でできていますか?
- 誰かに任せてばかりではないですか?
こんなコトを言う留学生がいると小耳に挟んだコトがあります。※一部私も経験あり
- スーパーに買い物連れて行ってください。
- シーツ変えてください。
- ご飯作ってください。
- トイレ汚いので掃除してください。
これくらいは海外で生活するなら自分で当たり前にできないと話になりません。
低いレベルでしか練習参加させてくれない。
「自分のレベルに見合わないチーム(下のリーグ)しか練習参加に行かせてくれなかった。」
もっとも多くの留学生の不満がこのことだと思います。
もし、これを経験したことがある、今まさにその状況だというあなた。
- 参加したチームで一番うまかったですか?
- 一番点を取りましたか?
- 極論ですが、全員ドリブルで抜いてゴールを決めれる自信ありますか?
もう一度思い返してください。
なぜ現地スタッフが最初のチームは1つ下げたレベルで挑戦させるか
現地のスタッフはしっかりとあなたのことを見て、適したレベルのチームを選択しています。
背伸びをして仮に自分がそれなりに通用できるレベルのチームに入っても、外国人や現地人と同じレベルであれば、言葉のわかる外国人やドイツ人を試合に出すのは当たり前のことです。
まず試合に出なければドイツに来る意味がありません。
無名のあなたがドイツで結果なしには上のリーグでプレーすることは不可能です。
そもそも周りの選手と同等のレベルではチームメイトから信頼を得られないので、大事な場面でボールは回ってきません。まずはドイツで無名のあなたは確実に実績を積むことが上にあがる絶対条件です。
保証は結果だけ
実績というのは数字を残すこと。それは「得点」です。
結果を積めば、誰かがあなたを必ず見ています。1試合に10点決めて、3試合続けたら「あいつは誰だ!」ってなりますよね。
下のリーグでは残念ながらほとんどスカウトはいません。が、注目が上がれば話は別です。
積み重ねた実績は、スカウトが実際に来なくても数字のみでオファーが来る場合もあります。
実際に8部から5部に一気にステップアップする選手もたくさんいました。
一気にステップアップするにはインパクトのある結果が不可欠です。
例えばシーズンで30点やリーグ得点王などです。
1年目はどの選手も自分の思ってたチームでプレーできないのがほとんです。実際私もそうでした。
私の場合は、2年結果を出し続け、ようやくシャルケまでたどり着きました。
下から這い上がった先駆者達
しっかりと結果を出している選手は、上のリーグでプレーできてます。
実例として6部7部から始まり、年々ステップアップして4部までいってる選手はたくさん知っています。
日本で無名だった選手が海外から逆輸入Jリーガになった選手もいます。
どの選手も最初は下部リーグスタートで、結果出してることは言うまでもありません。
まとめ
- コミュニケーションを積極的にとる
- うまい媚びの売り方を学べ
- どこでもやれるハングリーさはあるのか?
- 目に見える数字で結果を残す
下から這い上がるなら、まず結果を出そう!数字があなたの強い見方になります。
日本のあなたの中途半端な経歴(実績)は海外ではただの白紙の紙切れと一緒です。
所属チーム、練習参加のチームであなたは1番ですか? 誰かのせい(留学会社のせいなど)にしても何も状況は変わりません。
足りないのはあなたの実力です。
「自分の力は海外でないと評価されない!」と自分を課題評価する選手がいますが、日本でプロになれなかった時点で、まずプロになれるレベルでなかったことを認めましょう。
自分の弱さを認めた上で、「今はプロになれなくても海外で力をつけていつか見返してやる。」こういった人はハングリーさを持っている人って、内に秘めるモノが半端じゃないですよ!
海外では結果をだせば必ず上に上がれます。これだけは忘れないでほしい。
それではまた会いましょう!
チュース!
ナカガワ